8月10日(旧七夕)
入場無料・ラブオファーで運営されます。 投げ銭、心づけ、祝儀、おひねり、花をお願いします!
「不審花開今日春」がテーマであると言われてもピンとこない人は、一粒の種を土に下ろすところから芽が出て葉ができて蕾が開くところまでの空間の変化を想像してみればわかるはずだが、写真も絵画も経験がなく空間を切り取るフレーミングができない人はもう、実際にその空間を体験してみるしかないし、それが何よりも一番正しい。
神楽というのは読んで字の如く「かみさまを楽します」という意味です。
これでは、「江戸時代風縁日夜市」の説明にならないので簡単な説明を試みてみる。

1:江戸時代(1603年〜1868年)200年以上続いた長期安定政権で特に元禄時代は農業生産力の発展で経済的に繁栄し元禄文化と呼ばれるほどに様々な文化、芸術、風俗や学問、武芸が花ひらいた。
2:資金も労力もないパサールが江戸時代を再現することはできないので、基本的に電気は使わず生火の演出にこだわりたい。
3:新月から7日目の8月10日は旧七夕の日なので天蓋など五色の和紙で飾り縁を結びたい。
4:パサールのある三隅町は石州半紙の里なので和紙の幟や提灯で空間を飾り和紙に透ける生火を楽しみたい。
5:8月7日「空外上人命日」に学んだように現代人が失った心は空間と皮膚との関係性にもよるので、皮膚に化学物質を塗ることは論外だし、着用する衣類も純綿や麻などの天然繊維、できれば草木染めを使用してほしい。 藍染体験は常時やっているので夕方までに染めれば着用できます。浴衣のレンタルや着付け教室もあるのでリクエストしてください。

<ワークショップ>
刃物研ぎワークショップ(高原鍛冶屋)
9:00〜17:00 有料
研ぎたい包丁を持参してください。包丁、日本刀などの注文も受け付けます。

神楽天蓋飾り作りワークショップ(岡崎神楽社中)
10:00〜17:00:無料
「紙垂(しで)」と「御幣(ごへい)」の違いについて学びます。
紙垂は一説によると、天岩戸(あまのいわと)の中に籠ってしまわれた、天照大神(あまてらすおおみかみ)をあの手この手で岩戸から誘い出す際に、枝に木綿の布と麻の布を垂らした物が紙垂の原型と言われています。
稲妻のかたち、しめ縄や御幣につけ「神聖」や「清浄」のエネルギーを表します。
御幣は、神様への捧げ物、お供え物を意味し神を招くための依り代や、祓いに必要な道具として使われ御神体そのものとして祀られます。
鬼棒(財)と大悪鬼お面作りワークショップとそのまんま神楽練習(指導:長州石見太神楽社中代表にゃん太さん) 11:00〜17:00
みんなで長州石見太神楽に参加しよう!
その他、常時「藍染ワークショップ」「コーヒー教室」などあります。
このHPの更新をチェックしてください。
<公演・LIVE>
18:00~ naosun & マリアーノ LIVE
19:00〜21:00:石見神楽(岡崎神楽社中)
※社中への花は受付でお預かりします
演目(予定)
※天候など諸事情により演目は変わります。
「八幡(はちまん)」 武勇の神、八幡宮の祭神である八幡麻呂を讃える演目です。 九州宇佐八幡宮に祀られている八幡麻呂という神様が、異国から飛来した第六天の悪魔王が人々をつぎつぎと殺害しているのを聞き、神通の弓、方便の矢をもって退治します。石見神楽の代表的な展開の神楽です。
「恵比須(えびす)」 出雲の国美保神社の御祭神、恵比須様が磯辺で釣りをしている御姿を舞ったものです。 にこやかに鯛を釣る恵比須様の様子が面白おかしく、心の和む演目。 恵比須様は昔から漁業、商業の神様として崇拝されています。 舞の中でのコミカルな動きで恵比須様は子ども達にも大人気! パサールでは子供が恵比寿を演じます。
「大蛇(おろち)」 高天原を追われた須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲の国 斐の川(斐伊川)にさしかかると、嘆き悲しむ老夫婦と稲田姫に出会います。理由を尋ねると、八岐(やまた)の大蛇が毎年現れ、既に7人の娘が攫われ、残ったこの稲田姫もやがてその大蛇に攫(さら)われてしまうと言いました。 一計を案じた須佐之男命は、種々の木の実で醸した毒酒を飲ませ酔ったところを退治します。
そのとき、大蛇の尾から出た剣を『天の村雲の剣』(あめのむらくものつるぎ)と名づけ、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に捧げ、稲田姫と結ばれます。
パサールでは、ジャワの神様が大蛇退治をしたことがありましたが、今回はバリの神様が大蛇退治をするかもしれません。全ては神様のいうとおりに進行する予定です。
21:00~ 生火影絵公演
出演・影絵:hoshifune(小谷野哲郎・わたなべなおか)/ 子供たち
音楽:keta-ra / 子供たち
”龍は眠る時、蛇のようになるのです” 手紙一・宮沢賢治
神楽と宮沢賢治の世界を融合させた、大蛇、ナーガ、龍などが登場する影絵アート舞台。
22:00〜 長州石見太神楽 ※参加者募集
長州石見太神楽保存会は平成28年に須佐弁天夏祭り前夜祭の演し物として復活を試みてみようと言うプロジェクトから発足しました。2018年9月〜11月にかけて行われた山口ゆめ花博会場内におきましても奉納公演を行いました。